| ① 面会動線 | ||
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可能ならば待合ラウンジから入院室までのお客様の動線が出来ると良かろうと思います。待合ラウンジから動物病院ワークゾーンを通過することなく入院室まで移動できる、あるいは入院室に隣接する面会スペースまで移動できればお客様にとっても動物病院側としても喜ばしいことと思います。 待合ラウンジから入院室までワークゾーンを通らずに移動するには床面積の余裕がなければ実現することはなかなか難しいと思いますから、ワークゾーンを通って入院室に案内可能な動線を確保できれば機能的です。 お客様にワークゾーンを見られても問題が生じないように常日頃からワークゾーンの整理整頓を継続し清潔で整理された状態を維持していればワークゾーン内をお客様が通ることにも抵抗がなくなるばかりでなく、ワークゾーンを目にする見るお客様にも動物病院への良い印象を与えられます。 面会動線の導入も動物病院サービスにとって、プラスに働くポイントに成り得ます。 |
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| ② 工区分けスケジュール | ||
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改修リニューアルと切り離せない工区分け、工区分けとは改修工事を進めるための工事段取りを設計段階で検討し、診療を継続しながら改修工事を進めるスケジュールを立てる作業です。診療を一時中断して改修工事を進められれば経済的には軽い負担で工事を終えられますが、延床面積30～40坪程度の動物病院の全面改修工事は既存動物病院の内装解体や機器類の移動作業を含めると2ヶ月程度を要します。2ヶ月間動物病院を休んでも問題なければ、改修リニューアル工事を一気に済ますほうが費用がかからないのですが、2ヶ月間の休みを取ることが難しいのが動物病院です。全面改修工事を一気に進める場合と比較して工区分け工事は時間と費用が嵩みますが、開業しながら、診察を続けながらの工事が可能になることで費用面では動物病院の売り上げと割高となる工事費用のバランスを検討できること、そして動物病院に来院するお客様への継続利用を提供できる利点があります。全面改修費用に比較すると工区分け改修費用は30～50％程度工事費用は上がり、工事期間も全面改修工事の2倍程度かかりますが、開業を継続できるメリットのほうが大きい場合は工区分けによる改修リニューアル工事の選定を考えても良いと思います。 | |
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| ③ デッドスペースの発掘と集約（2015年10月26日） | ||
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ワークゾーンの改修依頼が多いのは入院室の増設とホテル機能の充実です。また、近年リハビリ室やデイケア施設の導入を志向する先生方も増えています。すべての動物病院に共通することは収納の充実で収納不足は動物病院の運営にとって頭の痛い問題で、収納不足による医療サービスの停滞を口にされる先生方も数多くいます。 床面積の増床ができない場合はデッドスペースを集約してスペースを作り出さなければなりません。言葉で言うのは簡単ですがデッドスペースは簡単に見つからず、ましてやデッドスペースを集約する作業は途方も無く難儀な作業になります。しかし途方も無く難儀な作業をやらなければ限られたスペースの有効利用は机上の空論になり、結局現状から何も変わらない状況を已む無く受け入れ診察を続けていかなければならない状況が続きます。 デッドスペースの発見に法則はありません。現状の動物病院状況を観察し余分な動きを発見し無駄なスペースを見つけ出し、機能していない場所を探し出し、使用していない容積（空間）を立体的に分散利用しながら収納力を高め、収納量を確保した段階で集約された面積の中に部屋を増設するしか方法はありません。やらなければならないことは現状の把握と認識、そして改善と実行です。 ほんのわずかでも、広さにすると2～3帖程度の増築可能性があれば、改修工事は相当に楽に計画できます。2帖程度あれば猫入院室4～6ケージ分を増設できますし、3帖程度あれば犬入院室6ケージ分の増設ができます。 デッドスペースの発見と集約、増床可能性箇所の掘り出しは改修工事の要否を見極めるための重要な作業です。 |
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| ♪ 薬局の増設改修 | ♪ 眼科用診察室の増設 | ♪ 入院室に大型用犬舎増設 |
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